ノーブレス・オブリージ 責任はどこに?
(10月8日)

 横浜市衛生局と磯子区福祉保健センターが、10月1日横浜市脳血管医療センターに立ち入り検査を行った。脳血管医療センターで昨年7月に行われた手術が、外部調査委員会で医療過誤と断定されたからだ。
 医療過誤の疑いは、横浜市議会でも、昨年から指摘されていた。市民の生命と権利をどう守るかという問題だ。もっと早い対応の指導体制が必要だったろう。
 しかし不思議なのは、脳血管医療センターは横浜市衛生局の下部部局だ。外部機関のように立ち入り検査をすることが、問題の責任を脳血管医療センターに封じ込める方策だとしたら大変なことだ。
 他人を責めるばかりで、自分の責任は感じない野卑な人はどこにでもいる。しかし、横浜市役所が総無責任体制では困る。リーダーで有ればある程、責任感が強くなければなるまい。
 ノーブレス・オブリージ(noblesse obliege 高貴なるものの責任)は、国際政治においてのみ求められる論理ではないはずだ。