参議院選挙結果‐三年間のモラトリアム(7月15日)

 今回の選挙結果から民意を推しはかるのは、簡単な作業ではなさそうだ。しかし、少なくとも、共産党・社会民主党は、国民から大きな期待は寄せられてはいなそうだ。与党勢力を見ると、自民党は一議席を減らしたものの公明党が一議席を増やし、与党の改選議席を死守した。その結果、非改選議席を合わせると引き続き与党は、絶対安定多数を占めることになった。

 一方、民主党は、議席を12議席も伸ばし、自民党を一議席上回る50議席を獲得した。民意は、自民党と同等の勢力として民主党への期待を示したものの、民主党に過度の発言力を与えることはせず、与党勢力は現状維持とした。カウンターパーテイとしての民主党の成長を見守ろうということではなかろうか。
 衆議院と参議院の任期となる今後三年間、自民党と民主党のどちらが国民の信頼を勝ち得る主力政党に生まれ変わることが出来るか、冷静に見ていこうと言うことではないだろうか。

 ところで今回の選挙結果から、我が公明党は発言力が増し、キャステイングボートとして、この三年間だけでなく更に長期に亘って、その役割は重要なものとなった。広い視野と現実的な判断を求め続けられることになる。そのための研鑽と国民の支持を得る作業を間断なく続けることが必要だ。判断にミスがあればその時点で、キャステイグボートとしての役割は終焉することになる。公明党もまた、政権政党としての成長を求められているのだ。