横国立病院機構久里浜医療センターを訪問。(01/06)

 平成29年1月6日、国立病院機構久里浜医療センターをお訪ねし、ギャンブル依存症対策について専門医の河本泰信先生からお話を伺ってきました。

 初めに院長の樋口進先生から久里浜医療センターでのアルコール依存症やインターネット依存症などの各種の依存症に対する治療活動の概要についてお話を伺いました。
 依存症には物質依存(アルコール・ニコチン・薬物)と行動嗜癖(ギャンブル・インターネット)があり、わが国にはアルコール依存症が100万人以上、ギャンブル依存症が500万人以上いるとのことでした。また、インターネット依存症は中高生が高く男子で6.4%、女子で9.9%もおり、ギャンブル依存症と同様にヨーロッパ諸国での患者発症率を大きく上回っているとのことでした。

 河本泰信先生からはギャンブル障害の診断と介入(治療)について伺いました。

 ギャンブル依存症患者の特徴は、家庭があり、仕事があり、学歴がある40代が多いとのことでした。
 20代でギャンブルを始め、10年ぐらいで依存症が発現するとのこと。
 依存症の初期段階は、興奮を得るため掛け金額の増額や負けた金額を取り戻そうとする傾向があるそうです。また、自罰意識や無力感、肥大化した羞恥心、自尊心の低下などがみられるそうです。
 その治療法は、まずギャンブルに依存する隠れた欲望(達成感や名誉欲など)を発見し、その欲望を他の方法で達成することを示すことだそうです。なお、世界的な調査では、カジノの開設でギャンブル依存症が増えるとは限らないそうです。