平成17年度 第44回 全国都市監査委員会事務研修会(10/26)

 事務研修会といってもその内容は、法律の解釈や監査の在り方が中心でした。
  1. 監査委員に期待される新たな機能
  2. 質疑事項6題
  3. 業務鑑査から戦略監査へ
  4. 地方行政への働きかけと圧力
  5. 地方公共団体財政健全化法について
監査法人トーマツ本部パブリックセンター
総務省自治行政局行政課
神戸大学大学院教授 加護野 忠男
神戸大学大学院教授 大塚  明
総務省自治財政局財務調査課
 なかなか充実した研修会でした。
 特に、大塚教授の講演は多くの示唆をいただきました。神戸市会議員の汚職事件に端を発した不当要求を排除する条例「神戸市政透明化推進・公正職務執行確保条例」の制定について、その本質から講義をしていただきました。
 情報公開とコンプライアンスのところでは、「記録があってはじめて情報公開がある」「まともな活動をしているのであれば情報公開は自己の宣伝になる」「悪いことはあえて公開して、批判は受けて立つ姿勢が大事」「情報公開にマスコミの役割は大きい」「コンプライアンスはツールだ」「コンプライアンスはリスク回避となる」「市民に奉仕するという目標があってコンプライアンスが生きる」などです。
 切り文句を並べてもよくわからないかもしれませんが、「記録があってはじめて情報公開がある」などは、マスコミや多くの市民が騙されている『見せかけだけの情報公開』に対する痛烈な批判に思えました。またコンプライアンスは何のためにあるのか?法令を順守することが目的ではなく、良い施策を推進することが目的であり、市民のためにやるべきことをやり、やってはいけないことはやらないためであると強調していました。