重粒子線がん治療施設を調査(08/30)

 平成19年8月30日 千葉市にある放射線医学総合研究所を訪問し、がんの放射線治療の最先端である重粒子線がん治療について調査をしてきました。現在日本国内で稼働している重粒子線がん治療施設は、ここの他に兵庫県立粒子線治療センターがあるだけです。

 神奈川県は横浜市旭区内にある県立がんセンターにこの重粒子線治療施設を整備する計画です。一方横浜市では、この重粒子線治療施設に従事する医師・技術者を養成するため、横浜市大医学部にその養成部門を設置しました。

 重粒子線治療施設は、従来の放射線治療施設とは異なり、ガン細胞のみを集中的に破壊する装置です。従来の放射線治療施設は、X線照射のため、どの様に工夫しても健常な細胞を傷つけてしまいます。そのため、負荷を和らげるため回数を多くして照射することになりますが、重粒子線治療はガン細胞のある箇所で最大のエネルギーを発揮するため治療期間も1週間から1ヶ月で終了します。
 現在、放射線医学総合研究所では、前立腺がん・肺ガン・頭頸部のがん・骨軟部のがん・肝臓がんなどの治療でその効力を発揮しています。